平素は、弊社の事業につきまして格別のお引き立てを賜り、厚くお礼を申し上げます。
また、ユーザー協会活動を通じてのご協力に対しまして併せてお礼を申し上げます。
さて、弊社は本年５月１日より新事業運営体制をスタートさせました。近年の弊社を取り巻く環境は、２〜３年前とは比べものにならないくらい大きく様変わりしております。固定電話から携帯電話への通信需要のシフト、他事業者の市内参入によるシェアの低下および料金値下げ競争、ＩＰ系サービスの定額制への移行といった市場構造、競争環境の劇的な変化による急激な財務状況の悪化があります。
そのような中、経営全般にわたり改革をすすめコスト競争力の強化を図り、収益拡大に向けて取り組むことにより、お客様の多様なニーズに対応した「安く」「使いやすい」「信頼のある」魅力的なサービス提供の実現のため新たな事業運営体制の構築を図るものです。
具体的には、長野県内に新会社３社を発足させ、「１１６等による注文受付・ＳＯＨＯ向けサービス等業務」、「通信設備保守・１１３故障修理等業務」、「総務・経理等業務」を各社へアウトソーシングいたします。これまで、全国１社体制では、ビジネス規模が小さいとか、コスト面で採算がとれない等の理由で手掛けられなかった地域のニーズを小回りを効かせきめ細かく拾い上げ、地域コミュニティに根ざしたビジネス分野で着実な発展を目指していきます。
来る６月２４日より長野県内では初めて光ファイバーによる最大１００Ｍｂｐｓのインターネットアクセスライン「Ｂフレッツ」の提供を開始いたします。今後一層高まるブロードバンド需要に向け、「光」ネットワークをコアとした先進のブロードバンドサービスの展開と、ＩＰ事業の強化を図るとともに、新会社の専門のノウハウを活かし、地域に密着した機動力・弾力性あるサービス展開を行い、長野県内のＩＴ化推進に積極的に貢献してまいります。 |
新潟の電話は、１９０１年、新潟市においてサービス開始以来、昨年７月に満１００年を迎えました。この間、手動式電話交換からダイヤル式への自動化、電話の大量架設、さらには電話局の統廃合等々と時代とともに合理化・効率化を繰り返してきました。また、２１世紀の幕開けとともにインターネット利用に代表されるＩＴ化が急速に進み、今や私達の生活を大きく変え、通信事業の事業環境をも急激に変化させています。
こうした中、電話事業１００年の間に培われた地域の皆様とのつながりをベースに新潟地域のＩＴ化推進を先頭に立って推進していくことが、私達にとって重要な課題であると考えています。
このためには、電話中心の事業からインターネット等のＩＰサービス中心の事業へ私達自身が変革し、合わせて一段と効率的な経営を実現していくことが必要であります。この度、５月１日から、これまでのＮＴＴ事業を再編成し実施した、（株）エヌ・ティ・ティサービス新潟、（株）エヌ・ティ・ティエムイー新潟、（株）エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ新潟の新会社３社、並びにＮＴＴ東日本新潟支店による新事業体制への改革は、通信事業の変化に対応できるよう企業体質を再構築するものであります。事業を変革し、情報通信の発展に寄与していきたいと考えています。
また、ＩＴ化の当面の課題であるブロードバンド（高速、大容量通信）サービスについては、光ファイバーを利用した企業向けサービスを一層充実すると同時に、ご家庭でＴＶと同様な動画像を楽しめるＢフレッツを６月末の新潟市を皮切りにサービスを開始します。もちろん、今や当たり前となりつつあるＡＤＳＬサービスについては、より高速な８Mｂタイプのエリア拡大を着実に実施し皆様のご要望にお応えしていきます。
以上のとおり、私達は企業の生き残りをかけ新潟のＩＴ化推進に全力を傾注してまいります。会員の皆様には、まだまだ主力の電話利用と合わせて、これからの主力、ＩＰサービスにおいて引き続きご愛顧を賜りますようお願いいたします。
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